MacPortsの主な使い方

 MacPorts で使うコマンドは以下を主に利用する。

MacPorts 自身の更新

 MacPorts が更新されている可能性があるので定期的に下記コマンドで更新する。

$ sudo port selfupdate

一覧の更新

 MacPorts に登録されているソフトウェアの一覧を以下のコマンドで更新する。

$ sudo port sync

 定期的に登録されたソフトウェアを更新するとよい。

検索

 自分がインストールしたいソフトウェアがあるかどうか検索する必要がある。例えば git-core を検索する場合は下記のようになる。

$ sudo port search git-core
git-core @1.6.2.4 (devel)
A fast version control system

 上記で検索した結果、git-core はバージョンとしては 1.6.2.4 であることがわかります。

インストール

 自分が利用したいソフトのインストールは下記のコマンドで行う。以下は git-core をインストールする場合のコマンドである。

$ sudo port install git-core

 上記のコマンドをたたくと、依存関係のソフトもインストールしてくれます。利用するソフトによっては時間がかかると思うので、ブレイクタイムなり他の作業するなりしたほうがいいと思います。

インストールする際の機能オプションの確認

 自分が利用するソフトでインストールする際に有効にできる機能を確認することができます。以下は git-core をインストールする際に、有効にできる機能を確認する際のコマンドになります。

$ sudo port variants git-core
git-core has the variants:
doc: Install HTML and plaintext documentation
gitweb: Install gitweb.cgi
svn: Bi-directional subversion repository support
bash_completion: Bash completion support

 コマンドの結果、doc、gitweb、svnbash_completion という機能をインストールする際に有効にできることが確認できます。

インストール機能オプション

 自分が利用するソフトをインストール際に、どの機能を有効にするかどうか指定することができます。以下は git-core をインストールする際に有効にする機能を指定するコマンドです。

$ sudo port install git-core +doc

 有効にする機能に、+ オプションを指定します。

インストールされたソフトの確認

 インストールされたソフトを以下のコマンドで確認することができます。

$ sudo port installed

アップグレード可能な一覧表示

 アップグレードが可能なソフトの一覧を下記のコマンドで確認することができます。

$ sudo port outdated

アップグレード

 インストールしたソフトをアップグレードをすることができます。以下は、git-core をアップグレードする際のコマンドです。

$ sudo port upgrade git-core

 installed と組み合わせると、インストールされたソフト全てを更新することができます。

$ sudo port upgrade installed

アンインストール

 インストールしたソフトが必要なくなった場合アンインストールすることができます。以下は、git-core をアンインストールする際のコマンドです。

$ sudo port uninstall git-core

無効化

 インストールしたソフトを何らかの理由で必要なくなった場合、ソフトを無効化することができます。以下は、git-core を無効化にするコマンドです。

$ sudo port deactivate git-core

 このコマンドは、ある機能が有効になった、もしくは有効になっていないソフトを混在させる場合に便利です。

有効化

 無効化したソフトを何らかの理由で、再び必要になった場合、ソフトを有効化することができます。以下は、git-core を有効化にするコマンドです。

$ sudo port activate git-core